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ドライブの楽しみ/国道9号線 [卯]

京都から白兎海岸までの9号線。福知山から岩美の海岸線に出るまでの山中には、海産物のお店がちらほら見受けられる。香美町に大きな海鮮市場があって、ここへは必ず寄る。季節がら、カニが目玉商品で、これでもかというくらい積み上げてある。試食の茹でガニの足を食べながら、海産物や新鮮野菜を見てまわるのはとても楽しい。

この市場の敷地内に小さなお寿司屋さんがあった。はっきりとは覚えていないが「流れる回転寿し」とかなんとか書いてあって、「流れるってなんだろう」、「こういう海鮮市場に隣接するお寿司屋さんは結構穴場かも」と期待を胸に入ってみると。。。

店内に入ると、コの字型のカウンターがあり、正面は調理場である。カウンター周りの椅子は全部で10個くらい、人が座ったら店一杯という感じである。コの字型のカウンターの内側に、幅20センチくらいのステンレス製の溝が沿っており、そこに水が一方方向に流れている。そしてほぼ溝はば一杯の木製の桶が、ところどころ渋滞を起こして、ぷかぷかと水流に乗って流れているのである。

「流れる寿司ってこういうことか」

まずは席に座り、マグロとタコを注文する。調理場のおじさんに注文すると桶にのって流れて来るというわけである。なんたって海鮮市場に隣接、さぞやネタは。。。
ぷかぷかと桶がやって来る。桶の中には、小皿の上にのった2カンのタコ。。。タコ?

びっくりした。こういうのを超絶技巧というのだろう。。。。薄い、つまみ上げると生タコなので本当に向こうが透けそうな感じだ。どういう包丁で切ったらこんなに薄く切れるんだろう。おもわずカメラマンとモデル、二人で顔を見合わせる。

次にぷかぷかとやってきたマグロもしかり。100円寿司でもこんなに薄くはないぞ。
海鮮市場に隣接というのは全然関係ないのか?シロウトが三枚におろしたマグロの骨の脇を削ぎ直したって、もうすこし厚く削げそうなものである。

店の中には、あと二組のお客さんがいた。男女中年カップルと子どもをつれた家族連れ4人。信じられないことに、それぞれの前には小皿がうずたかく積まれている。
もしかしたら、これは新鮮のあまり価値がありすぎて薄切りなのかも知れない。。。しかし。。。だが。。。

マグロとタコで私たちは店を後にした。後にも先にもあのような薄切りのネタも、そして桶で流れて来る寿司もみたことがない。こわいものみたさでもう一度行ってみたい気もするが、その後、同じ道を通った時、その寿司屋はなくなっていたので、ちょっと残念。

また、この国道沿いには湯村温泉がある。夢千代日記で有名な温泉だ。街のなかには夢千代の銅像もたっている。なんてったって日本は温泉大国。ドライブに温泉セットは欠かせないね。1度目の時にチェックしていたので、2度目には水着持参でリフレッシュパークゆむらへ。結構楽しめます。
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