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八岐大蛇は龍か蛇か [辰]

八岐大蛇という化け物退治のお話がある。対峙するのはスサノオ命である。
一つの胴体に八つの頭、八つの尾をもつという文字通り、化け物である。大蛇と書くから蛇なんだろうと思っていたが、スサノオの八岐大蛇退治の錦絵や版画などを見ると、蛇の頭に耳が生えているように描かれたものが少なからずある。逆に言えば龍を簡略化したような姿である。

八岐大蛇は龍か蛇か?
もし龍であれば、これは龍を聖なるものと崇める日本での貴重な龍退治の一例である。

先に龍は9つの動物の集合体だと描いたが、別説がある。

「海千山千」という言葉がある。抜け目のない老獪な人物を指す言葉である。
海に住む蛇が千年修行を積んでミヅチ(ウロコ、四肢のある蛇、角なし)になり、ミズチが山でさらに千年修行を積むと竜になることが語源であるという。

ということは、蛇頭に耳が生えた八岐大蛇は蛇が龍となる修業中の姿か?心根が悪かったので、化け物化してしまったとか。

八岐大蛇は単に化け物蛇の話ではなく、氾濫する河川のたとえであるとか、大蛇のほおずきのように赤い目は産鉄民族によるタタラの炎の象徴であるとか、いろいろな見方をされている。退治された大蛇の身体から草薙剣(天叢雲剣)が出てきたことから、鉄の関わる話に間違いはないだろう。

さて、ともかくも蛇は海、山でともに千年、あわせて二千年の修行をして龍になる。
奇しくも西暦2000年は辰年である。そして2001年は再生のシンボルである巳年から始まる。偶然というにはあまりにもハマった一致である。
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