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子・鼠のイメージ [子]

子という字は了(おわる)に一(はじまり)と書く。ゆえに子は十二支の第一席に位置しているという。

「ずいずいずっころばし」でも「おむすびころりん」でも、ネズミと米は関係が深いようである。ネズミは約一万年前から人類の住居近くで生活している、といっても犬のように共生するのではなく、ネズミの語源が不寝見、寝盗みと言われているように、歓迎されざる存在であったようである。また、根住の国(=地下の国)=根の国=黄泉の国と、ネズミにはやはりいい印象は与えられていないようである。
  
ネズミはまるっきり悪者なのか?ネズミの仲間にはリス、カピバラのように好意を持って受け入れられるものもいるが、ビーバー、ヤマアラシのように迷惑がられている仲間もいるのも多いようである。

ネズミ族の先祖はパラシスという60センチ位の大型哺乳動物で、進化するに従って小型化して行ったようであるが、進化することによって小型化したのはネズミ族だけらしい。同時代に大型化していった動物、最たるものは恐竜であるが、顕著に巨大化したものは次々に絶滅した。そのなかでネズミ族は現在世界に800種、日本に20種という繁栄ぶり。ねずみ算といわれるごとく、繁殖力も旺盛である。例えば2匹のネズミが一月に12匹生むと一年後には277億匹になるそうで。。。

どのような環境にも対応し、人類絶滅後の地球征服者はおそらく彼らであろうとも言われる由縁である。
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「絵師草紙」より

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