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衣装コンセプト・丑 [丑]



今年、丑年は十二支シリーズ最後の年。牛のイメージも最強の「牛頭天王」がテーマである。「牛頭天王」はインドの祇園精舎の守護神で、牛頭人身の姿をしている。古事記で「荒ぶる神」の代表であるスサノオと習合し、疫病の神などとして祀られる。京都祇園の八坂神社の祭神はもちろん牛頭天王である。

牛頭人身のキャラクターに牛頭鬼という地獄の獄卒がいる。馬頭人身の馬頭鬼(めずき)とペアで描かれていることが多い。牛頭鬼馬頭鬼共に生前に悪行を行った人々を責め苛む存在である。同じ牛頭人身とはいえ、牛頭天王とはずいぶん異なる存在である。
牛も馬も共に人の生活、特に生きるための労働を共にする家畜として最も身近な動物とはいえ、生前から死後に至るまでのおつきあいとは、なんとも深いご縁である。

その辺りをぐるっとまとめたのが今年の衣装。地獄の泉のほとりに佇む牛頭天王の精といったところである。
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