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撮影裏話: 富士山麓風穴3日目 岩隠れの術 [丑]

気を取り直して3度目の正直。風穴の中は天候が晴れでも雨でも関係ないのだが、衣装の持ち運びが大変なので、天気予報で晴れの日を選んで出発。
今回は無事入場。前回と同じ場所で、三脚の高さを変えて撮影。
しかし、前回にはおこらなかったハプニングが起こった。前回は幸いなことに撮影をしている一時間半ほどの間は貸し切り状態だったのだが、今回、撮影をしていると

「声が聞こえる」

長く続く隧道の向こうから人声が。。。

「どうする」
「どうしよ、とりあえずコート着とく? 私が鍾乳石を撮りに来ているって感じで」

コートを着たところで、派手な頭は隠しようがないのだが。。。とりあえずは。。。

モデル、さささっ、とカメラマンの背後へ。人声が近づき、大人4人連れが姿をあらわす。カメラマン、レンズを天井へ向けて鍾乳石を撮影してるポーズ。。。

「どう、これ?」

と、振り向いた瞬間ぎょっとした。モデルがいないのである。しかし、ここで声を上げるわけにはいかないと思い、一人で来ている風を装う。後ろに行ったと思ったけど、隧道の奥でも見にいったかな。。。と思ううち、隧道の奥まで言った4人連れがUターンして帰っていく。。。あれ? モデルはどこへ。。。と探すと

「ここよ」と、とつぜん、背後の闇が動き、足下にモデルの顔が。

「ひえええええええ、そこにいたのっ」
「ふふふ、忍法傘がくれ」

なんと、モデルはカメラマンのすぐ後ろでしゃがみ、誘導灯をカバーするために持って来ていた黒い傘の陰に隠れていたのだ。すぐ上に誘導灯が点灯し、その光が眩しすぎて、逆に直下は真っ暗闇なのである。4人連れは全く気がつかなかったに違いない。
P1130744.JPG

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P1130746.JPG
忍法 傘隠れ。。。

今年、丑年の撮影ほど苦労をした年はなかった。前年のネズミの撮影が一度で終わって快挙!などと喜んでいる場合ではなかったのである。重ねに重ねて計5回。最後とはいえ、もう参ってしまう。ようやく無事にすんでホッ。。。である


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