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寅/虎のイメージ [寅]

1・ 中島敦の山月記
1・「屏風に描かれた虎を縄にかけられるか」という、一休さんの挿話

トラトラトラという、真珠湾攻撃の有名な文句も浮かんだが、あれは「突撃、雷撃隊」の頭文字、ト・ラで、作戦成功を伝える電信であるとか。長い間「虎の翔る勇ましい様子をイメージしたかけ声」だと思っていた。

いずれにしても虎のイメージは孤独である。
山月記の主人公・李徴しかり、屏風やふすま絵、床の間の軸などに描かれている虎もたいてい一匹で、竹の中に佇んでいるか、岩の上で吠えているか、龍とにらみ合っているか。。。である。
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虎の生態を紹介しているテレビの番組などでは、群れで行動し、集団プレーによる獲物捕獲作戦を行ったりして、ファミリー意識の強い動物にも思えるが、私の中では、なんとなく一匹で佇む印象が強い。
李陵・山月記 (新潮文庫)

李陵・山月記 (新潮文庫)

  • 作者: 中島 敦
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1969/05
  • メディア: 文庫



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