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日本における虎のあしあと [寅]

そもそも虎は日本に生息しない。7世紀末、天武天皇の治世において、新羅のからの献上物としてはじめてその毛皮が日本にお目見えする。本物の虎が上陸したのは9世紀末、猫好きの宇多天皇に新羅から送られた虎の子2匹である。しかしいつまで飼育されたことか。早々に皮になったのではないかと思われる。
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「鳥獣戯画」より 虎皮を検分中のウサギ。。。

豊臣秀吉が大阪城の前でが虎を檻にいれて飼っていたという話もあります。
町の人から毎日一匹ずつの犬を食料として差し出させていたとか。可愛い飼い犬を差し出すなんて、飼い主にしたらたまったもんじゃない。でも天下の太閤様の命令とあらば背く訳にも行かず、泣く泣く差し出していたそうで。
ところがある日、ホネのある一匹が、おとなしく喰われるどころか虎に挑みかかり、死闘の末に相討ちとなった。これは不届きなということで、飼い主は裁きを受けたけれども、町の人々は拍手喝采を送ったそうです。 

加藤清正の虎退治も有名な話。これは日本国内の話ではなく、文禄/慶長の役の際に朝鮮半島に渡った加藤清正が部下を虎に喰われたことに憤って、虎に逆襲を仕掛け、見事討取ったという話。五月人形や武者のぼりのモチーフにもなっています。そもそも朝鮮出兵の真の目的は、虎の脳みそが長寿の薬であるという噂を耳にした秀吉が、虎狩りをさせるために企てたとかなんとか。。。。
朝鮮半島に結構虎は出没していたようですね。今はどうなんでしょう。あまり聞きませんが。。。
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