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酉・鳥のイメージ [酉]

鳥とはいいながら、酉年の鳥はなんでも良いというのではなく、ほぼニワトリと相場が決まっているようである。人間に益をもたらす最も身近な鳥として認識されているというところだろうか。

明治時代に時計が普及するまでは鶏は告時の番人であった。時計の語源も時鶏(とけい)からきているとかきていないとか。。。因に一番鶏とは丑の刻(2:00am)、二番鳥は寅の刻(4:00)である。朝起きるタイマー代わりにするには少々早すぎないか。。。? 

このニワトリの習性を物語るもっとも古い話は古事記の天の岩戸物語に登場する「常世長鳴鳥(とこよのなががきどり)」だろう。岩戸にこもっていたアマテラスが、アメノウズメの踊りに誘われて出てきた時に喜びの第一声を告げたというニワトリ族の名誉ある御先祖様である。

時を司ることで、鶏はまた太陽の象徴でもある。おなじく太陽の象徴として熊野神社の八咫烏がいる。熊野湾にから大和まで神武天皇を先導したという三本足の烏である。現代ではJリーグのシンボルマークとしての印象の方が強いかもしれない。
おなじく神話に登場する鳥に金色の鳶がいる。神武天皇がナガスネヒコを討伐する時に弓の先にとまり、戦勝へ導いた鳥であるが、金色というところから太陽を象徴することに関わりがありそうである
DSC02818.JPG

大台ケ原の神武天皇像 杖の先に止まっているのが金色の鳶
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撮影:和歌山県かつらぎ町闘鶏神社 ブログトップ

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